ラップポンとは

水を使わず、臭いも漏らさず、排泄物を密封
微生物(細菌)も遮断する
新しいラップシステム

“ラップポン”って
どんなもの?

“ラップポン”とは、日本セイフティーが独自に開発した「水を使わず、臭いも漏らさず、排泄物等を密封して微生物(細菌)も遮断する新しいラップシステム」のことです。
このシステムで排泄物や使用済みのおむつなどの「汚物」を密封個包装することで、空間を汚さず衛生的に、かつ汚物に接触することなく簡単に汚物処理が出来ます。また、密封が可能なことから汚物を介した感染症の予防にも役立ちます。

「新しいラップシステム」とは?

新しいラップシステムとは、水を使わず、熱圧着によって排泄物等を1回毎にラップ(個包装)して密封するシステムです。現在、自動式と手動式の2種類があります。
排泄物等を包む素材には特殊防臭フィルムを使用。凝固剤を併用することで、臭気漏れに加えて、微生物(細菌)の遮断効果も確認されています。また、特殊防臭フィルムにはポリエチレン素材を使用しているため、焼却しても有害なガスを発生しません。
※熱圧着完了までに手動ラップ動作は約10秒、自動ラップ動作は約90秒かかります。

“ラップポン”製品に共通する主な特長

  • 簡単・安心

    自動式はボタンひとつで簡単操作。処理中や処理完了時はお知らせ音と画面表示で状況確認が出来ます。エラーが発生した時も同様にお知らせします。
    手動式は2ステップのレバー操作。本体のLEDとお知らせ音で処理開始・終了がわかります。

  • 臭いを遮断する

    “ラップポン”では、排泄物や汚物を1回毎にラップ(個包装)し、密封することによって、それらの臭いが外に漏れない仕組みを開発し、採用しています。※1※2
    これにより、ポータブルトイレや使用済みおむつの大きな課題だった「臭い」の問題を改善できます。

  • 微生物(細菌)を遮断

    “ラップポン”は熱圧着によりしっかりと個包装されるため、菌を漏らしません※1。ラップ(個包装)することで、汚物や吐しゃ物による二次感染を予防します。※3※4
    また、“ラップポン”搭載トイレは水を使わないため、水洗トイレで起こる水の飛び散りを要因とする細菌の拡散の心配もありません。

  • 後処理の手間を軽減

    水を使わず、排泄物をラップ(個包装)するため、これまでのポータブルトイレで苦労していたバケツ洗浄や、交換後のおむつ処理のための汚物処理室への移動などの手間を軽減。個包装された袋は、紙オムツと同様の処理が可能です。※5

  • 緊急時に使える

    停電などで電源が確保できない場合にも対応できるよう、小型のリチウムイオンバッテリー「ハンディーバッテリー」や、車のシガーソケットに接続して使用できる「車用DCケーブル」など、各種オプションを取り揃えています。“ラップポン”を搭載したトイレは、災害時にも役立つトイレとして注目されています。

  • 安全

    自動式システム搭載トイレは、作動後フィルムが閉じるときに異物や人の手などが挟み込まれるのを感知すると、動作を中断する「挟み防止機能」を搭載しているので、安全にご利用いただけます。

※1:ラップ(個包装)済み袋は、長期保存すると臭いや菌が漏れる場合もあります。早めの処分をお願いします。
※2:特殊な防臭フィルム(BOS)を使用すれば、長期にわたり臭いを抑制できます。
※3:ラップポンは感染を完全に防ぐものではありません。
※4:専用の凝固剤(カタメルポリマー)を使用した場合、微生物(大腸菌群)に対する減菌率99%以上の除菌効果が確認されています。※当社試験データに基づきます。
※5:自治体の判断によって処理方法が異なる場合があります。各自治体の指導に従い処理をお願いします。

広がり続ける
“ラップポン”

2005年に日本で初めて「自動ラップ式トイレ」として生まれた“ラップポン”。
「ラップポン・ブリオ」をはじめとする介護用ポータブルトイレ分野は、自宅介護や介護施設など多くの現場で利用されています。介護施設では「介護ロボット導入支援事業補助金」を利用できるため、対象機器となる“ラップポン”の導入検討も増えています。
「ラップポン・トレッカー」シリーズは災害用トイレとして民間企業・官公庁・自治体などに累計10,000台以上が導入されている他、医療機関やアウトドアレジャーなど幅広いシーンで活用されています。
新たなラインナップとしてコンパクト・手軽さを追求し、更なるシーンで活用できる「手動ラップ式トイレ」や、介護施設で課題となっている人材不足・業務改善の一助となる「おむつ回収ボックス」など、“ラップポン”は今後も活躍の場を広げていきます!

“ラップポン”は実際にどんな
ところで利用されている?

  • 災害

    「東日本大震災」や「熊本地震」、「平成30年7月豪雨災害」に「台風15号・台風19号(2019年)」など、多くの大規模災害において、被災地の避難所に“ラップポン”が導入され、被災者の避難生活を支えました。また、災害時の命にかかわる対策・事前準備として、多くの官公庁・自治体・企業・法人に“ラップポン”が備蓄されています。

  • 介護

    “ラップポン”は、ご自宅での介護に限らず、多くの介護施設や病院などでも導入されています。介護現場においての排泄の悩み(臭い・不衛生さ・バケツ洗浄の手間)を無くした“ラップポン”は、介護する側とされる側の両方の負担を軽減。精神的にゆとりある介護生活の実現に貢献しています。また、医療機関で感染症対策として利用されている“ラップポン”は、自宅や介護施設での感染予防、二次感染リスクの軽減にも役立っています。

  • 医療

    新型コロナウィルス感染症対応の最前線で奮闘している医療機関にも“ラップポン”を導入する事例が増えています。“ラップポン”は、排泄や汚物に触れることなく自動で密封処理が可能。その際ウィルスも密封するため、医療従者や他の患者への二次感染リスクの軽減に役立っています。感染症を予防するトイレとして注目されています。

  • キャンプ

    キャンピングカーや車中泊など、旅行やアウトドアレジャーのシーンでも“ラップポン”が活躍しています。従来のポータブルトイレやカートリッジ式トイレは、処理や洗浄が大変でした。しかし、“ラップポン”は水を使わないタンクレス、さらに毎回排泄物を個包装し、臭いや微生物(細菌)を遮断するため、レジャー用としても活躍しています。

特殊な作業場や緊急・応急の
現場でも“ラップポン”が
活用されています!

  • タワークレーン

    高層ビルや地下、山間部・沿岸部の作業場、タワークレーン室などの特殊な現場でも“ラップポン”が利用されています。

  • 東京DMATカー

    救命医療を提供する医療チーム(DMAT)が災害や事故の際に、使用する救急車両です。ラップポンは東京DMATカー標準装備品。

  • 支援車Ⅰ型

    災害時の作業が長引いた時に現場で隊員が生活するのに必要な寝具や食料などを運び、給水・トイレなどがある車両です。

  • 野外支援車

    ラップポンを搭載した野外支援車は個室が9室あり、自衛隊の災害派遣や訓練の際に使用されます。

  • トイレカー

    警察の主に機動隊が災害や治安警備の際に使用するトイレ車両です。警察行事で近くにトイレがない場合も使用されます。

  • 多機能車両 サクラ

    女性技術者が気遣いなく現場勤務できることを目指して導入されています。(中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社)

  • DLX

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